« 近年進んでいる少子化の問題に対しては、子育て対策が前面に出されている。しかし、少子化の本当の原因は、社会経済が既得権益でがんじがらめになって若者が将来に夢を持てなくなったこと、若者達に結婚や子育てをためらわせている古い家族制度に固執し一部の欧米諸国のように柔軟な対応ができないこと、外国人に対し閉鎖的な政策を取り続けていることなど、諸制度が社会経済の変化に対応していないためである。子育て支援策は、現に育児に直面している両親にとっては大事な施策であるが、根本的な矛盾から目をそらされてはいけない。 | メイン | 全国最多の34分別でごみの80%をリサイクル、第3セクターによる地域資源を生かした産業おこし、住民による地域づくり運動会…人口の2倍以上の視察者が世界中から訪れる「1人あたりの視察者が世界でいちばん多 »

2014年3月18日 (火)

藻谷浩介さん、経済成長がなければ僕たちは幸せになれないのでしょうか? [単行本]藻谷浩介(著), 山崎亮 (著)

引用

藻谷浩介さん、経済成長がなければ僕たちは幸せになれないのでしょうか? [単行本]藻谷浩介(著), 山崎亮 (著)   5つ星のうち 3.1  レビューをすべて見る (10件のカスタマーレビュー) 

内容紹介

 

私たちが充実した暮らしを送るには"右肩上がりの経済成長率"という物差しが本当に必要なのだろうか。むしろ個人の幸せを実感できる社会へと舵を切れないか?日本全国の実状を知る地域エコノミスト藻谷浩介(『デフレの正体』)とコミュニティデザイナー山崎亮(『コミュニティデザイン』)の歯に衣着せぬ対談からヒントを得る! ★下記HPにて藻谷浩介さんへの質問募集中。 http://www.gakugei-pub.jp/mokuroku/book/5421/index2.htm

内容(「BOOK」データベースより)

 

経済成長と生活の豊かさを問い直す。『デフレの正体』著者と、気鋭のコミュニティデザイナーによる珠玉の対談。

単行本: 200ページ出版社: 学芸出版社 (2012/7/7)発売日: 2012/7/7

 

目次

◆まえがき──藻谷浩介 ●プロローグ 地域経済の専門家に聞いてみたかったこと なぜ、それが気になるのか 鹿児島で出会った人たちはノリが良い 島根県海士町の人たちは楽しそうだ 家島の人たちの充実した暮らしぶり ●1章 経済的指標と人びとの幸せとの関係を考えてみる 鹿児島のケーススタディ 老舗百貨店がコミュニティスペースを持つデパートに生まれ変わったいきさつ マルヤガーデンズの考え方 なぜ、コミュニティデザイナー山崎亮がそこに呼ばれたのか マルヤガーデンズが成り立つ絶妙な事情 ノリが良い町、悪い町 ●2章 経済成長率と実態が合っていないのではないか 一般的な印象と数字の違い では、どんなストックがあれば豊かと言えるのか マクロ経済学原理主義に気をつけよう 平均値だけで語ることの無意味さ そもそもコミュニティデザインとはどこから出てきたのか ●3章 「いつまでも成長し続けなければならない」ってホント? あるポイントを過ぎれば、年収が伸びても豊かさの実感は伸びない もし、経済成長至上主義者に怒られたら 地方自治体と交付税のからくり 税収を生む産業、生まない産業 税金システムの本当の受益者 「自立できない自治体は不合格」という意見について ●4章 幸せは計るものではなく、実感するもの 金勘定上の損得は極論に行き着く 公共投資に頼らない生き方の選択 海士町がなぜ日本に必要なのか~島の幸福論~ 「島留学」から見えること~経済成長ではなく個人が成長する可能性~ 山奥のカフェから見えてくること 見えないストックでつくる新しい店 本当に日本はジリ貧になっているのか~数字で見る真実~ ●エピローグ 僕たちは時代の節目という面白い時を生きている 経済成長の、次のステージへ 質疑応答 ◆少し長めのあとがき──経済成長と生活の豊かさについて考える 山崎亮 ◆あとがきのあとがき──東京都青ヶ島村 藻谷浩介

地域でなぜ頑張るのか、どう頑張ればいいのか? 金を稼げ、一円でも多く稼げ、金! 金! と叫ぶ店先に、なぜか一緒に並んでいた。長ったらしい題名はなんだ、と思って、つい手がのびた。

「これは…、本当に仕方なく決心して出す本です」と、すこし遠慮がちにエコノミストの藻谷氏が語りだす1行目から、「ここからが今日の本題です」とコミュニティデザイナーの山崎氏が言う34ページ目まで、ゆるゆると読みだす。そこから176ページの「少し長めのあとがき」まで、掛け合いよろしくもよどみなく流れつつ読ませてくれます。さらに「あとがきのあとがき」で日本最小自治体の東京青ヶ島村の話までを読み終えると、なんだか、とても元気がでてきます。...

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投稿日: 20か月前 投稿者: kumima

 

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94 人中、53人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

 

5つ星のうち 1.0  ある人は言った。

 「かつて経済成長を経験し財産を蓄えることができた者」だけが安全圏から将来の経済成長を否定する、と。

ち 1.0  ある人は言った。, 2012/9/2

レビュー対象商品: 藻谷浩介さん、経済成長がなければ僕たちは幸せになれないのでしょうか? (単行本)

「かつて経済成長を経験し財産を蓄えることができた者」だけが安全圏から将来の経済成長を否定する、と。

5つ星のうち 1.0  人権侵害で告訴された藻谷に本を書かせる不道徳。発売日前に版元がレビュー投稿する不正, 2012/6/30

レビュー対象商品: 藻谷浩介さん、経済成長がなければ僕たちは幸せになれないのでしょうか? (単行本)

藻谷は人権侵害で告訴されて、敗訴しても尚、いっこうに反省していない。前著『デフレの正体』で、経済オンチを曝した恥も省みず、今度は「財政が世界一悪い日本に、経済成長は不要」って相変わらず、トンデモ本ですね。

また、藻谷は自慢癖も治っていない。はじめに、で藻谷は更に「本書の内容は太鼓判を押せます」と自画自賛しているが太鼓判って自分で押すもの?

ボキャ貧も治っていないし、本書で藻谷浩介は「セクハラ」も露呈した。鹿児島の経営者が女性と分かると「女性ですか? いくつですか?」って、スケベ丸出し。藻谷浩介さん、セクハラも、人権侵害ですよ。

更に、藻谷は本書はじめに「本書は仕方なく出す本」と言うが、あまりにも読者をバカにしている。 藻谷はテレビに出ても、やはり「テレビに出たくなかった。しかたなく出た」と言い、自分の人気ぶりを自慢している様だが、視聴者をバカにしているよね。そんな藻谷も問題だが、藻谷の駄本をつくった版元が発売日前に5☆レビュー投稿した不正も大問題。不徳で不正な出版社さん、自画自賛の広告やらせは、アマゾン書評欄で無料で行う不正は止めてお金を出して広告欄で、やりなさい。

5つ星のうち 4.0  地域でなぜ頑張るのか、どう頑張ればいいのか?, 2012/7/9

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金を稼げ、一円でも多く稼げ、金! 金! と叫ぶ店先に、なぜか一緒に並んでいた。長ったらしい題名はなんだ、と思って、つい手がのびた。

「これは…、本当に仕方なく決心して出す本です」と、すこし遠慮がちにエコノミストの藻谷氏が語りだす1行目から、「ここからが今日の本題です」とコミュニティデザイナーの山崎氏が言う34ページ目まで、ゆるゆると読みだす。そこから176ページの「少し長めのあとがき」まで、掛け合いよろしくもよどみなく流れつつ読ませてくれます。さらに「あとがきのあとがき」で日本最小自治体の東京青ヶ島村の話までを読み終えると、なんだか、とても元気がでてきます。

「経済的指標と人々の関係を考えてみる」で語られる鹿児島マルヤガーデンズというデパートの話は、凄いよね、やるじゃんこの人たちと元気にさせてくれます。「幸せは計るものではなく、実感するもの」に登場する離島海士町や山奥のカフェは、ぜひ旅の途中に立ち寄ってみたい、日本の地方って本当にいいよねと思わせてくれます。ここには、地域で現場を体験しそこで生きる人々と繋がってきた著者たちの実感のこもった言葉があふれています。

「経済成長率と実態が合っていないのではないか」では、平均値で語ることの無意味さを見せてくれ、豊かさの意味を問い直させます。「いつまでも成長し続けなければならないってホント?」では、お金と幸せの関係を、あらためてそうだったんだと納得させてくれます。

地域でなぜ頑張るのか、どう頑張ればいいのか、読めばその先がすこし見えてくる気がしました。

ただし、髭面のダサい(失礼)おじさんが向き合うデザインは、マイナス☆ひとつとさせていただきます(ゴメンナサイ)。

5つ星のうち 1.0  藻谷は人権侵害で告訴されても「言い訳、自慢、他者批判、セクハラ」ばかり。イジメ撲滅は人権啓蒙から!, 2012/9/3

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今話題の「イジメ」撲滅は、人権啓蒙こそ肝要ですが、著者の藻谷浩介は人権侵害で告訴されて敗訴したのを知り、本書を手にとった。

藻谷は本書冒頭で、いきなり「本書は仕方なく出す本」と言うが、あまりにも、投げやりで読者に失礼です!

1章で、鹿児島の経営者が女性と知ると「女性ですか? いくつですか?」って、それはセクハラ。 イヤラシイ。 セクハラも、イジメも、人権侵害です!

2章以降は、モダニの独断・独演で、SYだKYだって他者批判のオンパレードで、不愉快です!

藻谷の言動も汚いが「言い訳、自慢、他者批判、セクハラ」ばかりの1年前の古い対談を1470円という高額で売りつける版元のやり方も汚い。

5つ星のうち 5.0  読むと楽になれます, 2012/8/7

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何でもお金に結びつけなければいけないような風潮が蔓延している中、そうではない考え方を提示してくれる。凝り固まった思考がスッキリします。

内容はタイトルの通り。コミュニティデザイナーの山崎さんが、地域経済の専門家に、経済成長がなくなっても人々は幸福を得られるのかを尋ね、そこから、そもそも経済とは何のためか、経済成長していない地域は本当に不幸なのか、議論が発展する。

先に「コミュニティデザイン」(山崎亮)を読むのをお勧めします。

5つ星のうち 1.0  藻谷浩介が人権侵害で裁判沙汰・敗訴した重さ、日本の借金はギリシャ以上の重さ, 2012/7/17

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藻谷浩介は人権侵害で裁判沙汰となり敗訴した重さと、日本の借金がギリシャ以上の重さである事実を、少しでも理解=反省しているのでしょうか?

藻谷の主張は、いつも一貫性が無い。例えば『デフレの正体』では、日本は人口が減り税収が厳しいから、コンパクトな都市構造が必要と言う。しかし本書の「おわりに」で藻谷が絶賛する青ヶ島村は、村の税収入は4000万円以下なのに、村の歳出は12億円。 ケタが2つも違う!

あのギリシャでさえ、国の再建には「経済成長が必要」と判断したのに、ギリシャより財政が悪い日本で経済成長は不要と主張する本書は、酷いトンデモ本ですね。

藻谷は本書で、セクハラという正体も露呈した。対談が始まり直ぐ、鹿児島の経営者が女性と知ると「女性ですか? その方、いくつですか?」って、いきなり女性の年齢を聞く「下品さ、非常識さ」を露呈した。本書を読むか否か検討中の方には、次の全国紙記事を読んでから、読む価値があるか判断してほしい。

日本政策投資銀行参事役の藻谷浩介さん(47)がブログに侮辱的なコメントを書き込んだとして、札幌市の男性が60万円の損害賠償を求めた訴訟で、札幌地裁は2011年9月21日、名誉毀損を認めて藻谷さんに10万円の支払いを命じたことが分かった。男性がブログで藻谷さんの著書「デフレの正体」を批評したことに対し、藻谷さんは「早く死んで子供に財産を残せ」とのコメントを書き込んでいた。石橋俊一裁判官は、「コメントは学問上の論評を超え、ことさら男性を侮辱するもので不法行為を成立する」と判決理由を述べた。

5つ星のうち 4.0  経済成長至上主義に対し一石を投じた一冊, 2013/2/25

レビュー対象商品: 藻谷浩介さん、経済成長がなければ僕たちは幸せになれないのでしょうか? (単行本)

「幸せ」と経済成長との関係についての対談を本にしたもの。

たしかに,都会で生活する人々がどれほど「幸せ」を感じているだろうか。「幸せ」はどのようにすれば得られるのか,何のために経済成長するのか。この本を読めばこれらの疑問に対する一応の回答が得られる。

マスコミに流されることなくデータの原本にあたることの重要性や平均というものの持つ意味等についても書かれており参考になった。

ただ,そこまで目新しい内容が書かれていたわけでもなかったので☆は4つにしておく。

5つ星のうち 5.0  うじうじ考え込むのが馬鹿らしく、すがすがしい気分になれる一冊, 2012/7/10

レビュー対象商品: 藻谷浩介さん、経済成長がなければ僕たちは幸せになれないのでしょうか? (単行本)

閉塞感を感じているのは地方の人間ではなく、

むしろ都市に住む(こういう本を手にしてしまう)人間の方なんだということを気づかされた。

地方の人間の幸福のものさしは都市に住む人間にはわからない。それにしても、相当ひねくれてそうな藻谷浩介さんとまっすぐな山崎亮さんの対話が、これだけ噛みあっているのはすごい(実際会場ではどうだったんだろう)。

でも、藻谷さんが山崎さんを「ポケモン的、少年ジャンプ的人間成長物語人間」

と言うところは思わず吹き出してしまった。藻谷さんなりの、山崎さんに対する最大の褒め言葉なんだろう。

5つ星のうち 4.0  期待以上かも, 2012/12/18

レビュー対象商品: 藻谷浩介さん、経済成長がなければ僕たちは幸せになれないのでしょうか? (単行本)

藻谷さんと山崎さんの対談、どちらもデータに基づくもので、ためになりました。

5つ星のうち 5.0  理想と現実とは, 2012/12/7

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日本人は功利主義的なことはよく理解してくれますが、民主主義などはあまり理解してくれません。藻谷さんの話も聞き置くだけの人が多いし、山崎さんもうさんくさい人だと思ってしまいます。

8:50 2014/03/18







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